恐竜の骨格標本や復元した模型などを美術館に集めた珍しい展示会が守山市で始まりました。
「大恐竜展」は、子どもから大人まで幅広く親しまれている恐竜を美術的な観点から楽しんでもらおうと、守山市にある佐川美術館が企画しました。
福井県立恐竜博物館などの協力を得て、骨格標本や復元した模型などおよそ60点が集められ、このうち全長12メートルある肉食恐竜のティラノサウルスの復元骨格は、照明を下から当てることで影を強調し、迫力を演出しています。
また草食恐竜のトリケラトプスを紹介するコーナーでは、最新の研究をもとにした恐竜たちの暮らしぶりが絵で復元されていて、大量の群れで移動していたというトリケラトプスがリアルに描かれています。
会場では、恐竜の動き方を復元したロボットなども展示されていて、子どもたちが興奮気味に見学していました。
佐川美術館の相田莉央学芸員は「美術作品としての視点から恐竜の魅力を感じてもらおうと工夫を凝らしているので、たくさんの人に見に来てもらいたい」と話していました。
「大恐竜展」は6月13日まで開かれています。